◆海外でのバイリンガル教育の捉え方は?

過去2回に渡って幼児英語教育の
メリット・デメリットについて
お話してきましたが、これらを調べる中で
大変興味深い発見をしました✨

日本語と英語の両方で「バイリンガル教育」
について調べていたのですが、
英語(欧米)では圧倒的にポジティブに
捉えられているということ😀

そして驚くことに、
むしろ子どもは1カ国語だけ習得するより
2カ国語を習得したほうが良い
というような内容なんです💡

一体どういうこと??
これって、日本と真逆じゃありません??
あらためて日本という島国
特殊なのかもしれないと思いました。。。😅



ちょっと本題に入る前に、
皆さんにも知っておいて頂きたい事実を❗

それは、日本の外務省が発表している
世界196ヵ国のうち、151ヵ国が2つ以上の公用語
公用語が存在する国
ということです。
日本のように公用語が単一言語の国は少数派なんです💡

そして、世界で2ヵ国語以上話せる人の割合は60%
1ヵ国語しか話せないモノリンガル(一言語使用者)は40%
こちらも少数派!

なかなか日本に住んでると気づかないですよね。。。💦

私が大学時代留学していたフィンランドに関して言うと、
フィンランド語とスウェーデン語が公用語で、
英語は話せて当たり前の世界✨
フィンランド人はこの3ヵ国語ができても普通の扱いなんです。

実際私の周りにはこの3ヵ国語に加えて、
さらに他の言語(4ヵ国語以上)も
話せるフィンランド人が何人もいました。
日本語がペラペラに話せる強者にも何人も遭遇しました!
(それは私の周りには日本に興味ある人が集まりやすいからですけど🤣)

フィンランド人は本当に語学の達人ですよ!!!
それについては、また別の回で熱く(?)
語る予定です😉🌈

ちょっと話がそれましたが、
世界に目を向けてみると子どもが小さいうちから
複数言語に触れて育つのはごく普通なこと。

そう思うと、日本でバイリンガル教育(早期英語教育)が
疑問視されていることに疑問を抱きませんか❓

さて、ここからはようやく本題の、
海外ではどのようにバイリンガル教育が
捉えられているについてお伝えしていきますね😊

バイリンガル教育を疑問視すること自体がもう時代遅れ

バイリンガル教育は言語発達において
悪影響があるなどとして、世界で否定的に
捉えていたのは1960年くらいまでの話。

1970年頃から肯定され始め、
1990年頃から肯定派が主流に、
そして2000年以降は肯定論を裏付ける
実証的研究が増え始めています。

その中の代表的な研究結果が、
バイリンガル教育による語彙の発達の遅れを
証拠づけるデータは得られなかったということ。

むしろ近年の研究結果により、
バイリンガルの語彙の発達はモノリンガルと同等、
もしくはモノリンガルよりも優位である
ということが示され始めています。

要は、バイリンガル教育に否定的=情報が古い!
というような内容が
圧倒的多数でした💡

②言葉以外のメリットがある

バイリンガルな環境で育った子どもの方が、
そうでない子どもと比べて認知能力
(集中力、記憶力、情報処理能力、問題解決能力など)が
高いという研究結果が出ています。
※英語では”Cognitive Skills”と表現されています。

その他にも、人の感情をくみ取る能力や
自身の感情をコントロールする能力も
バイリンガルの子どもの方が長けているとも言われています。

アカデミックな観点では、
算数やリーディングの能力もバイリンガル
子どもの方が平均より高い傾向にあるという
イギリスの研究結果もあります。

言葉以外のメリットもあるのに、
バイリンガル教育をためらう理由ある?
とまるで言っているような印象でした💡

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いかがでしたか?

日本と海外での捉え方のギャップに
驚かれた方も多いのでは❓❓

少なくとも、
これらの海外でのバイリンガル教育の捉え方が
私の幼児英語教育の後押しをしたのは確かです✨

というのも、子どもに英語教育をするかどうか
悩んでること自体が、とても日本人特有の
悩みのような気がし始めたのです😅


今回、学生時代にタイムスリップしたかのように
海外の論文を読み漁りましたが、
日本の情報だけだと偏ってしまうこともあるので
英語での情報収集も大事ですね🙂


あらためて英語を学ぶ意義を感じました🌈