◆親は子どもに英語で話しかけるべき?

これ、おうち英語に取り組むにあたり
悩む方結構多いんじゃないでしょうか❓
私自身は正直定まらない時期がありました💦

英語で話しかけた方がいいのかな❔

私そもそも日本人だし、母国語の日本語で
話しかけるべきなのかな❔

時には英語、時には日本語…
それだと混乱しちゃうかな❔

日本で出回っているバイリンガル育児に関する本も
かなりの数読みましたが、本によって言ってる内容も
違うし何を信じたら良いのかわからず…
かなり悩みました💨

そこで、また救われたのが海外の情報🤣

そう、過去の投稿でも話しましたが、
やっぱりバイリンガル育児に関する情報は
海外の方が圧倒的に進んでいます✨

そこで、今回は海外のバイリンガル育児に
関する文献では定番のメソッド4つをご紹介します🤓

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①One Person, One Language (OPOL)

一人の親が一つの言語に限定して子どもと
話す方法です。

一番有名で、過去には一番効果的な方法
として認知されていたこともあります。
今は必ずしもそうでないと言われています。

わかりやすい例を挙げると、
日本に住んでいる日本人の母親と
アメリカ人の父親が、それぞれ日本語・英語と
話す言語を決めて子どもに話しかけます。

お互いがネイティブレベルなので、
上手くいけば子どもは両言語ともに
ネイティブレベルのバイリンガルになりますが、
実際はそう簡単にいかないケースもあるです。

父親と話す時だけ英語で、それ以外の時間は
全て日本語となると、英語を聞く分には理解
できるけど、上手く話すことはできない、
いわゆる「受け身のバイリンガル= Passive bilingual 」
になる可能性だって十分にありえます。

いくらこのメソッドで親が話す言語をきっちり
わけていたとしても、英語を話すことが求められる
環境で育なければ(アメリカ人の父親に日本語が通じ、
英語を話す必要がない環境であれば)子どもは英語を
話せるようにはならないこともあるのです。

ちなみに、このメソッドの成功率は約75%という、
海外の研究結果もあります。

ただ、両親ともに日本人で日本に住んでいる場合、
この方法は現実的ではないことも事実です。

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②Minority Language At Home (MLAH)

家の中では少数言語を話すという方法で、
移民の家族が使うケースが多いようです。 

例えば、アメリカに移住した日本人の家族が
家の中では家族全員が日本語で会話します。

子どもが家の外に出るとどっぷり英語環境で
英語のみを話します。

この方法だと、子どもは日本で育つ日本人と
変わらないほど日本語が身に付くと言われています。
(日本語の読み書きは困難なため工夫が必要です)

このメソッドは家庭内で日常的にインプットと
アウトプットの機会が十分に確保できるため、
うまくいくことが多く、ある海外の研究によると
①OPOL よりも成功率が高いとされています。

ただ、② MLAH も ①OPOL 同様、日本に住んでいる
両親ともに日本人の家庭にとっては非現実的です。

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➂Time and Place (T&P)

時と場所によって親が使う言語を変える方法で、
多くのバイリンガルスクールで採用されています。

一般的なケースは、両親の母国語ではない言語を
子どもに習得させたい場合によく使われてます。

また、①OPOL または ②MLAHをすでに
取り入れている家庭で、第三言語を
導入するときに取られる方法でもあります。

例えば、日本に住んでいる日本人の家族が
朝だけ、平日だけ、お風呂の時間だけなどに
限定して家の中で英語を話す時間を設定します。

これだと、日本の一般家庭でも母親か父親・
もしくは両方がある程度の英語が話せるなら
使える方法です。

ただ、一番気になるのが親が二つの言語を
話して子どもは混乱しないか?という点。

海外のバイリンガルに関する研究によると、
子どもは複数の異なる言語を同時に習得しても、
混乱することなく言葉を使い分けることができる
ということが証明されています。

特に英語と日本語は言語的にかけ離れており、
むしろ区別しやすい組み合わせだそうです。
※英語とドイツ語などの同じ言語グループとの比較

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④Mixed languages

複数言語を話したい時に話すという方法で、
上記3つのようにルールは一切ありません。

会話の途中でも言語が入れ替わることがあるほど
完全に複数の言語が混じり合った環境です。

イメージしにくいですが、多言語国家で
普段から複数言語が当たり前のように
飛び交っているコミュニティーでは、
ごく一般的なことだそうです。

➂T&Pで述べた通り、複数言語が混ざり
子どもが混乱する心配はないようですが、
大量のインプットとある一定のアウトプットが
必要不可欠になります。

日本人の両親が語りかけ英語フレーズを覚え、
できる範囲で子どもに英語で話しかる方法は、
このメソッドに近いと言えますが、
それだけでは十分な英語のインプット量を
確保できないため工夫が必要でしょう。

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いかがでしたか?

こうして調べてみると、

  • 親の母国語でない言語で子どもに語りかける
    方法も立派なメソッドとして確立している
  • 親が日本語と英語の両方を話しても問題がない

ということがわかりました💡

そして、どのメソッドにも共通して言えるのが
結局のところ家の外による影響が大きいということです。

日本のような「日本語オンリーの社会」では、
家庭内で英語のコミュニケーションの時間を
日常的に確保しないと、多くの方が目指している
バイリンガルへの道は開けないかもしれません💦

そんな考えから、私は英語を完璧には話せませんが、
できるだけ子どもには英語で話しかけています❗

留学経験はあるとはいえ、毎日のように
「これって英語でなんて言うんだろう?」
「この表現って正しいのかな?」の繰り返しで
不安になりながらは調べたり、アメリカ人の知人に
聞いたりして日々英語学習に励んでいます✨

ただ、親が英語で子どもに話しかけなくても、
オンライン英会話や通学制の英会話スクール
を取り入れるなど方法はいろいろとあるので、
必ずしも全員におすすめするつもりはありません🍀

皆さんの家庭にあったやり方が見つかると
良いな!そんな想いで今ブログを書いています🤗

そして、おうち英語で子どもたちに
英語の語りかけを頑張りたい!と思っている
親御さんたちに向けて最近 Instagram も始めました❗

アカウント名は @gogo_ouchieigo です😉

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