◆今、注目されている”Translanguaging"とは!?

”Translanguaging”という言葉、聞いたことありますか❓
私は先日初めて聞いた言葉だったのですが、
とても興味深かったのでこのブログでシェアします😉

私はとあるイギリスの言語学者Podcast
定期的に聞いているのですが、
その中で出てきた言葉です✨

内容としては"Translanguaging" は
第二言語を習得する上で、
効果的な方法というお話でした🤓

"Translanguage" を日本語に訳すと「言語交換」
となり、いまいちイメージが湧きませんが、
”Translanguaging"の考え方では
頭の中で理解している情報(リソース)は
特定の言語で保存されているわけではないということ💡
独立したコンセプトであり、そこには
いろんな言語でアクセスできます✨

まだスッと入ってこないですよね😅

例えば、時計の概念を理解している人は、
必要な英単語さえ覚えれば英語でも時計が
読めるようになります⏱

一度頭の中で概念を理解した事柄においては、
そこにアクセスする言語が第二言語でも
すぐに理解できるということです👀

これをおうち英語に当てはめると、
例えば「はらぺこあおむし」の絵本を
日本語だけでなく時には英語バージョンでも
読んであげることは英語の理解を
深められるということになります🐛
※言語能力が【日本語>英語】の場合

よくよく考えると私は高校生の時に、
これに近いことを自分の英語学習に
取り入れていたことに気づきました🏫

それは、お気に入りの海外ドラマを
(当時はDark Angelにハマってました!)
まずは副音声(英語)で見て、その後日本語で見て
ストーリーを理解し、そして最後はまた
副音声(英語)で見るという方法で
英語を勉強していました📺

同じエピソードを3回も見るので、
時間はかなりかかりましたが、高校生ながら
手ごたえを感じて継続していた学習法です❕

また、今は社会人の英語教育に携わる中で、
TOEIC対策クラスのPart3, Part4の学習で
まず英語音声を聞く、そして日本語訳を見て
内容を理解する、そして英語音声をもう一度聞く
とレベルに応じてアドバイスすることがあります👌

これらの学習法は ”Translanguaging" をうまく活用した
学習法だったんだと気づかされました🤠

話が少しそれましたが、おうち英語に話を戻すと
例えば日本語で読んだ本の感想を英語で話す
またはその逆も、”Translanguaging" を活用した
英語学習法です📚

"Translanguaging" の効果としては、
弱い言語で曖昧になっている点がクリアになる、
二つの言語間において機能の仕方が異なることに
気づける、弱い言語のアレルギーを取り除ける
などです✨

注意点としては、あまり ”Translanguaging” に
頼りすぎると弱い言語が強化できずに終わるという点💦
当たり前と言えば当たり前ですが、
母国語でフォローしすぎることは苦手な言語の
学習機会を奪うことになるのでバランスは大事です❕

第二言語習得に ”Translanguaging" が注目されたのは
比較的ここ最近(20年ほど)の話で、
主に小~中学校での教育現場で実証されてきました📝

幼少期の子どもを対象に行われた実験の数も国も
限られているのでもっと多くの研究が
必要かもしれませんが、未就学児であっても
外国語への抵抗感がなくなったという
ポジティブな結果が得られたとされています✨

参考までに、このような考えをもとに
「トランスリンガル教育」という新たなアプローチを
取り入れている学校も実際に存在するようなので
要チェックです💡

tokyo.kansai-intlschool.jp

これまで教育現場においては複数の言語が混在しないよう、
できるだけ言語は混ぜないほうがと良い
(英語を学ぶ時は英語オンリーが良い)と
唱える言語学者も多かっただけに結構な衝撃です💨

某有名英会話スクールのベ〇リッツメソッドが
実際その先駆けでしたよね💡
※オールイングリッシュの英会話スクールです。

また、英語は英語オンリーの環境でで学ぶべきだ
という考えが広まりすぎたのか、具体的なその根拠や、
外国語に母国語を補助的に取り入れるながら学ぶ
メリットについて議論されることがほぼありません…💦

何が言いたいかと言うと、子どもの英語教育において
英語は英語のまま理解する!英語と日本語を切り離す!
なんてそこまで神経質にならなくても良いのではないか?
ということです🤓

むしろ、英語がわからないのが原因で
英語が嫌になってしまっている子どもであれば
(英語イヤイヤ期)むしろ日本語も交えて英語の
語りかけをした方が効果的なんじゃないか?とも思います🤔

そこにこだわりすぎて、英語嫌いになったり
いつまでも英語で曖昧なままになっているよりは、
日本語も取り入れながらまず英語を理解してもらうほうが
効率良いんじゃないかと個人的には思いました🍀

そういう話になると、今度は日本語と英語が
ごっちゃにならないの?と不安に思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、子どもはきちんと
日本語と英語は別の言語だと認識できるので問題ありません🙆

【英語&ドイツ語】などの語源の近い組み合わせより
【英語&日本語】のようにかけ離れた言語は、
より別言語と認識しやすいそうです👍

ちなみに、私の周りの知人(バイリンガルの子を持つ親)
から話を聞く限り、子どもは2歳~3歳くらいで
日本語・英語を別言語として理解しているそうです🍀

仮にルー語になっていたとしても、
大きくなるにつれて徐々になくなっていくと
言われていますし、むしろ状況によって
使い分けもできるようになります😊

そこに関しては、私(一応バイリンガル)でも
なんだかわかるところがあります😆

私がフィンランドに留学していた(大学生の)頃、
周りに日本人がおらず月に1回母親とSkypeで話す
くらいしか日本語を話す機会がなく、
どっぷり英語環境に浸っていました🇫🇮

母と久しぶりに日本語で話すと、まぁ日本語が
出てこないこと…それは、ひどいルー大柴状態でした💦

日本に完全帰国しても数ヶ月は、ルー語が
抜けなかったんですが、気づけば徐々に
ルー語は治っていました😉

ですが、今でも留学経験のある知人や
英語が得意な知人と話す時は英語が出て
ルー語になりますが、それは意識的に
相手を選んでそうしています🎶

日本語より英語の方が言いたいことが言える、
その方がニュアンスが伝わると判断した時は、
相手もそれを理解してくれそうであれば
英語のまま話します🗣

一方で、この場にルー語はふさわしくないと
感じた時は、少し考えて日本語に言い換えます🌼

このようにケースに応じて日本語と英語を混ぜて話したり、
意識的に日本語に言い換えて日本語オンリーで話したり、
と切り替えられるのはバイリンガルの一種の
スキルなんだそうです😌

なので、子どものルー語が気になっても
徐々に治りますし、使い分けもできるように
なるので過度な心配はいりません!

私たちは住んでいる環境にきちんと順応していきます✨

話があっちにいったりこっちにいったりと、
まとまらないブログになってしまいすみません💦

要は、日本語と英語を混ぜないことに神経質になりすぎなくても良いんじゃないかということでした💡

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました🌈